Columnあろはkidsコラム

専門スタッフが
児童発達支援について解説

児童発達支援の言語聴覚士・作業療法士・理学療法士の役割~宜野湾市の児童発達支援あろはkidsの場合

みなさんは児童発達支援事業所にはリハビリ専門職が働いていることをご存じでしょうか?
児童発達支援にはリハビリ専門職が配置されている事業所とそうでない事業所があります。

本コラムでは、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの専門職の役割や、児童発達支援あろはkidsにおける取り組み内容について紹介しています。
リハビリ専門職について知りたい方はぜひ参考にしてみてください!

児童発達支援とは?

 

児童発達支援は障がい児通所支援のひとつで、未就学児が児童発達支援センターや児童発達支援事業所に通い、日常生活の自立支援や心身機能向上のための訓練を受けるサービスです。

児童発達支援は未就学児が対象となっているため、子どもが楽しみながら成長できるように、遊びや運動を取り入れながら療育支援を行っています。

児童発達支援にリハビリ職は必要?

 

結論から言うと、児童発達支援にリハビリ職が在籍するメリットはとても大きいです!

児童発達支援を利用している子どもたちは、さまざまな発達の障がいや遅れ、知的障がいを抱えています。
そのなかには、運動発達のトラブルや言語機能の障がいなどがあり、より適切な療育を行うには専門家の知見や関わりが必要なのは言うまでもありません。

ただ、人材不足等もありリハビリ職の配置は難しいのが現実です。

児童発達支援事業所で働くスタッフは?

児童発達支援事業所には適切な療育を行うために、多くの専門家が働いています。
ここでは児童発達支援事業所で働くおもな職種を紹介します。

児童指導員・保育士

児童指導員も保育士も子どもの支援に関して専門的な知識を持ち、児童の最も近くで支援に関わるスタッフ。

個別支援計画に沿って運動、学習などの療育支援をしたり、日常生活の動作の手助けをしたり、一緒に遊んだり、子どもに直接的な援助を行います。

リハビリ専門職

児童発達支援ではおもに以下のようなリハビリ専門職が働いています。

・理学療法士
・作業療法士
・言語聴覚士

理学療法士は機能改善の専門家、作業療法士は生活動作回復の専門家、言語聴覚士は「話す」「聞く」「食べる」の専門家です。
児童発達支援にリハビリ専門職の配置は必須ではないため、事業所に必ずいるわけではありませんが、配置されている事業所ではそれぞれの専門性を活かして療育支援を行っています。

児童発達支援管理責任者

児童発達支援管理責任者は、利用者のニーズに合わせて個別支援計画を作成、療育の経過を適切に導く役割のスタッフ。
利用者から聞き取りを行い関連機関と連携をとり、個別支援計画を作成します。

個別支援計画は療育支援の指針であり子どもの療育はこの計画に沿って行われるため、とても重要で、児童発達支援管理責任者の役割はとても大きいといえます。
また児童発達支援管理責任者は事業所の責任者となる場合も多く、スタッフのリーダーとして事業を引っ張っていく大切な役割も担っています。

児童発達支援 リハビリ専門職はどんなことをする?

ここでは児童発達支援事業所のスタッフのうち、リハビリ専門職について、その種類や役割、どのような支援をしてくれる職種なのか解説します。

理学療法士の行う支援は?

理学療法士は、障がいなどで運動機能が低下した人に基本的な動作や運動能力の回復のため、リハビリを行う職種。
「立つ」「歩く」など基本的な動作の獲得を訓練するのが理学療法士です。

身体機能評価や分析

正しい身体機能評価や分析は、その後の支援内容や成長に大きく関わります。
1歳違うと発達の度合いは大きく異なり、同じ年齢でも個人差が大きい年頃で、未就学児の身体機能評価にはより高い専門性が求められます。

本人からの聞き取りも難しい年齢だからこそ、理学療法士の専門的な知識や技術で、適切な身体機能の評価や分析が必要です。

個別での機能訓練

基本的な能力の発達が遅れている子どもに対し、基本動作や運動能力の発達を促すことを目的に、個別訓練を提供します。
特に児童発達支援の未就学児は、「起きる」「立ち上がる」「座る」「歩く」「這う」などの基本動作が、まだ獲得できていない子どもがあるため、1人ひとりに合わせて個別的な対応が必要です。

ご家族へのアドバイス、環境整備の提案

基本的な動作の獲得がまだできていない子どものリハビリは、専門職だけでなく、家庭での関わりがとても大切です。
理学療法士は保護者に正しい基本動作の仕方を説明し、ご家庭でも行ってもらうようにします。
そのほかにも手すりや段差解消などの住環境整備や歩行、食事用の補助具のアドバイスも理学療法士の専門分野です。

作業療法士の行う支援は?

子どもにとって作業とは遊びがメインです。
小さな子どもが自分の意思でリハビリに取り組むのは難しいもの。
作業療法士は遊びを通して楽しみながら「見る」「触る」「聞く」などの感覚機能へアプローチしていきます。

生活動作の練習

一人ひとりに合わせて方針を立てて生活動作の練習を行います。
未就学児では、日常生活活動(食事や着替え、トイレなど)がまだ十分できない子も多いので、実際の動作をしながら動作獲得を目指します。
食事動作などは、動作練習用の道具などを活用し子どもが楽しみながらできるように工夫して行います。

遊びやスポーツを通して成長を支援

児童発達支援の作業療法は、遊びを中心にしたいろいろな作業活動がメインとなります。
おもちゃや遊具を使ったりスポーツをしたりと、子どもたちが楽しみながら作業活動ができるように工夫して実施します。

ご家族へのアドバイス

作業療法でも理学療法と同じく、保護者への支援を行います。
未就学児の作業療法ではおもに、基本的な生活動作や作業(食事やトイレなど)の支援方法についてのアドバイスをします。

理学療法士と作業療法士の違いは?

理学療法士は、「起きる」「立つ」「歩く」などの基本的な動作の獲得を目的に、作業療法士は「トイレ」「着替え」「食事」などさらに具体的な生活動作の獲得を目的としたリハビリを実施します。

基本的な身体機能に直接アプローチするか、日常の生活動作獲得を目的とするかに違いがありますね!

言語聴覚士の行う支援は?

言語聴覚士は読んで字のごとく、言語聴覚の専門家で、「話す」「聴く」「食べる」などのリハビリを行っており、児童発達支援では、以下のような支援をします。

言語聴覚の機能評価

保護者およびその他の支援者から情報収集し、対象者の状況を確認することで、言語聴覚に関する機能評価を行います。
一人ひとりの子どもに合わせた療育支援を行うには、機能評価がとても大切で、この場合にも言語聴覚士の専門性が活きてきます。

話すための訓練

児童発達支援には、言葉の遅れや、発音がはっきりしない、コミュニケーションがとりにくいなど、まだまだ十分な会話は難しい子どもが多く利用しています。
実物や絵カード、絵本やおもちゃなどを活用して言葉の理解を促します。
また発音がしっかりできるように、口や舌の運動も実施します。

聞くための訓練

遊びのなかで言葉のやり取りを積極的に行うことで、聞く練習を行います。
音を聞き分ける訓練などにより、自分の話し言葉に意識を向けられるような取り組みも行います。

食べるための訓練

食べることに障がいがある場合、口の機能や飲み込みの状況を確認し、発達段階に合わせて口を動かす訓練や飲み込みトレーニングを行います。

ご家族へのアドバイス

コミュニケーションの取り方や、トレーニングにつながる会話方法など、会話や聞き取りのポイントをアドバイスします。
食事が上手く食べられない場合は、食事の固さや食べ方の指導もしています。

宜野湾市の児童発達支援あろはkidsの専門職とは?

ここからは沖縄県宜野湾市の児童発達支援あろはkidsのリハビリ専門スタッフについて紹介します。

児童発達支援あろはkidsとは

児童発達支援あろはkidsは、未就学〜高齢者まで幅広く福祉事業を展開している株式会社ライフデザインが運営する児童発達支援事業所で現在2事業所で運営中です!

安心安全の未就学児専門事業所!

放課後等デイサービスを併設した多機能型の事業所が多いなか、あろはkidsは未就学児専門の事業所。
小学生~高校生はおらず、同年代の子どもたちだけなので、安心・安全に療育支援が受けられます。

女性スタッフのみ!未就学専門スタッフが指導

スタッフは女性のみで保育士や児童指導員など、未就学児専門スタッフが多数在籍。
家族のようなのびのび過ごせる環境で、特性に合わせた支援が受けられるのが魅力です♪

多彩な専門プログラムも魅力!

あろはkidsでは、小さな子どもたちが楽しみながらいろいろなことを身につけられるように、未就学児に特化した専門家監修プログラムを採用。
やる気スイッチ運動カリキュラムやLITALICO発達ナビなどを導入しています。

あろはkidsにおけるリハビリ専門職の取り組み

あろはkidsでは、小学校就学前までの身体障がい、知的障がい、発達障がい、脳性麻痺やダウン症といった難病などを対象に、遊びや学びの場を提供しながら、日常生活活動訓練や身体機能訓練、社会活動への参加を行っています。
ここではあろはkidsにおけるリハビリ専門職の取り組みを紹介します。

集団活動

あろはkidsでは、集団活動と個別活動を組み合わせてカリキュラムを組んでいます。
まず集団活動では、SSTやスポーツカリキュラム、自由遊びなどを通して専門職が積極的に子どもたちと関わり、コミュニケーション能力の向上、運動機能の向上、発語の増加を促しています。

個別活動

個別訓練では、食事や排せつなどの日常生活の活動を実際の動作を通して身につけます。
また、読書や音楽を聴くなど、就学・就園に向けた学習も積極的に行っています。
さらにバランスボールやトランポリンなどの用具を活用し、楽しみながら個々に合わせた運動機能獲得のための活動も実施しています。

根拠をもった療育の提供

科学的根拠に基づく支援もあろはkidsの特徴です。
小児や発達支援の領域では、根拠を伴った支援や介入がまだまだ不十分です。
あろはkidsでは科学的根拠に基づいた支援を目指し、

・感覚統合療法の導入
・他職種連携による効果、原因の分析
・定期的な専門職会議の実施

を行っています。

感覚統合療法

感覚統合療法にも取り組んでいます。
私たちは身体や道具を使ったり、コミュニケーションを取ったりなど、無意識のうちにまわりの環境とうまく関わっています。
これは脳に入ってくるいろいろな感覚を、うまく整理したりまとめたりできているからで、これを感覚統合と言い、感覚統合が成熟していないと、情緒、コミュニケーション、学習などに問題が起こってきます。

感覚統合療法はアメリカの作業療法士エアーズが考案したもので、発達障がい等へのリハビリテーションとしてとても注目されています。
あろはkidsでは感覚統合療法を取り入れた療育をしています。

モチベーションを引き出す

子どもの意欲を引き出すには、支援者側の声掛けがとても大切。
できたこともできなかったことも、しっかりと子どもに伝えてあげるようにしています。

「できるようになったこと」「頑張ったこと」など小さなことでも大人が気付き、積極的に伝えることで、子どもたちのやる気に繋がります。
また「思うようにいかなかったこと」「できなかったこと」も努力は認めつつしっかり伝えてあげることで、再び挑戦しようという気持ちが持続します。

見学&無料体験受付中!

今回は、児童発達支援事業所のリハビリ専門職の役割について紹介しました。
児童発達支援あろはkidsには専門的知識を持ったスタッフが多数在籍しており、一人ひとりに合わせた、専門的で充実した療育支援が可能となっています。

あろはkidsに興味を持たれた方は、ぜひ見学&無料体験をご検討ください♪

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